2012年10月24日水曜日

国分寺・名水と歴史的景観を守る会主催 歴史講座「武蔵国分寺の構造と景観~詔に見える好処の実態について~」のご案内

「国分寺・名水と歴史的景観を守る会」は、国分寺市が職員を講師として派遣する「出前講座」の制度を利用し、11月9日(金)、国分寺市教育委員会教育部ふるさと文化財課歴史のまち国分寺づくり特命担当係長の有吉重蔵さんを講師としてお迎えし、歴史講座を開催いたします。

会員以外の方もご参加いただけます。
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出前講座のご案内
武蔵国分寺の構造と景観~詔に見える好処の実態について~

国分寺建立の詔には「それ造塔の寺は兼ねて国の華たり。必ず好処を択んで実に長久にすべし。」とあり、国分寺は国華にふさわしい好処に建立することが命じられています。

発掘調査が継続されている武蔵国分寺跡では、近年寺周辺の東山道武蔵路や参道口、あるいは僧寺の二つ目の塔の発見など、これまでの武蔵国分寺像の見直しを迫る新たな調査成果が蓄積されつつあり、改めて武蔵国分寺の構造と景観を通して好処の実態について考えてみましょう。

日時:2012年11月9日(金) 18:00~20:00

会場:国分寺労政会館三階 第3会議室 

(JR中央線国分寺駅南口下車徒歩5分) 

講師:有吉重蔵さん
国分寺市教育委員会教育部ふるさと文化財課歴史のまち国分寺づくり特命担当係長
国士舘大学文学部非常勤講師(考古学)


講師プロフィール
1950年 福岡県生まれ。
1973年 国士舘大学文学部国史専攻(考古学コース)卒業。
1973年 国分寺市役所職員に採用。以降、国指定史跡武蔵国分寺跡の発掘調査に従事。
2001年 ふるさと文化財課長就任(国分寺市遺跡調査会事務局長兼務)。
併せて国士舘大学文学部非常勤講師(考古学)を兼任(現在も継続中)。
2002年 国分寺市市民生活経済課長兼農業委員会事務局長就任。
2004年 国指定史跡佐渡国分寺跡調査検討委員会委員に就任(2006年3月まで)。
2006年 市民生活部長に就任。
2010年 国分寺市役所を定年退職。
2011年 国分寺市教育委員会教育部ふるさと文化財課歴史のまち国分寺づくり特命担当係長 

主な著書
1986年「遺瓦から見た武蔵国分寺」・「国分寺市域における中世遺跡」、『国分寺市史』上巻 
1988年「武蔵国分寺の創建」、『古代寺院と仏教』古代史論集3名著出版
1995年「武蔵国分寺の創建期瓦窯」、『王朝の考古学』雄山閣出版 
1998年「武蔵国分寺」、『聖武天皇と国分寺』雄山閣出版 
2000年「武蔵国分寺・武蔵国府」、『文字瓦と考古学』国士舘大学実行委員会

参加費:無料

定員:50名(先着順)

参加申し込み(事前申し込みをお願いします)
・電子メール:meisui.keikan@gmail.com   
※住所、氏名、電話番号をお知らせください。 
※定員オーバーの場合のみ、ご連絡いたします。

主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会



2012 11.9国分寺市職員の出前講座チラシWEB版.doc



2012年8月16日木曜日

第8回公開講座「縄文文化に見る東西日本の地域差~湧水が歴史に果たした役割~」(講師:勅使河原彰氏)のご案内

勅使河原先生公開講座チラシ画像縮小版.JPG

鮮明なワード版:勅使河原先生公開講座チラシWEB.doc


「国分寺・名水と歴史的景観を守る会」では、会員のみならず一般の方からも参加をつのる「全国国分寺巡り」をこれまでに4回主催、このほか、2005年から年に1~2度、公開講座も開催しています。

今回は第8回目となり、テーマは縄文文化について。
私たちにとって身近な野川沿いの国分寺崖線上にも、たくさんの縄文遺跡があります。
事前の打ち合わせで、講師の勅使河原彰先生(考古学)から、

あの芸術的造形の縄文土器を、縄文人は日常の道具として使っていた!
東日本は縄文文化の先進地帯!
縄文人が年中涸れない湧水のそばを選んで居住したのは“定住”の証!

など、予告的なお話をうかがい、興味津々です。
魅力いっぱい、謎の尽きない縄文を、勅使河原(てしがわら)先生と一緒に紐解きましょう!
質問・懇談タイム、たっぷり取ります。

公開講座ですからどなたでも参加できます。
ふるってご参加ください!
事前に申し込みが必要ですので、下記をお読みください。

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国分寺・名水と歴史的景観を守る会 第8回公開講座
縄文文化に見る東西日本の地域差~湧水が歴史に果たした役割~講師:勅使河原(てしがわら) 彰(あきら)氏(考古学者)
日時:2012年9月16日(日)14:00~17:00
会場:国分寺市立本多公民館ホール
  地図:
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/shi/003022.html
  国分寺市本多1-7-1 042-321-0085 
  JR国分寺駅北口下車徒歩8分(3つ目の信号右折)
  ※駐車場が狭いので、車でのご来場はお避けください
会費:500円(資料代込み)
定員:60名先着順(要申し込み)
主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会 

◆講師プロフィール◆
1946年、東京都生まれ。1975年、明治大学文学部卒業。専攻は日本考古学(主に縄文時代)。在学中は戸沢充則氏に学ぶ。現在、文化財保存全国協議会常任委員。主な著書に、『歴史教科書は古代をどう描いてきたか』(2005年、新日本出版社)、『縄文文化』(1998年、新日本出版社)、『日本考古学の歩み』(1995年、名著出版)、『日本考古学史―年表と解説』(1988年、東京大学出版会)など。主な共著に、『日本列島石器時代史への挑戦』(2011年、新日本出版社 安蒜政雄氏と共著)。2001年、第2回尖石縄文文化賞を受賞。 

◆講座概要◆
 縄文の時代の日本列島では、東日本と西日本とでは遺跡の分布と集落の規模については大きな差があった。そのような東西日本の地域差はどのようにして生じたのであろうか?東日本には台地が広く発達し、丘陵地も多く、広大な裾野が形成され、豊富な湧き水がある。総じて東日本は縄文人が集落を営むのに好適な場所が多い。一方、西日本では河岸段丘や丘陵の発達があまりみられず、ほとんどの地域で平坦地と湧水にめぐまれていないことから、縄文人が集落を営むのは、かなり限定的とならざるをえない。野川にも見られるように、縄文文化における湧水や川の果たした役割をさぐる。

◆参加申し込み◆
(必ず事前申込みをしてください)
電子メールにて9月13日(木)までに、
お名前、ご住所、電話番号、人数をお知らせ下さい。
●電子メール:meisui.keikan@gmail.com

閉会後、同じ会場で希望者による懇親会をいたします。
懇親会費:2,000円
参加希望者は、申し込みの際、その旨をお知らせください。
会員以外の方も懇親会にご参加いただけます。

国分寺・名水と歴史的景観を守る会のブログ:
http://meisui-keikan.blogspot.jp/