2011年10月21日金曜日

名水の会歴史講座「武蔵国分寺跡を訪れた大田南畝と水野忠邦」(2011.12.9)

国分寺・名水と歴史的景観を守る会歴史講座(ふるさと文化財課出前講座)
武蔵国分寺跡を訪れた大田南畝と水野忠邦

日時:2011年12月9日(金)午後2時30分~午後4時30分
講師:太田和子さん(国分寺市教育委員会ふるさと文化財課係長)
会場:国分寺労政会館 3階 第3会議室(定員70名)
参加費:無料
主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会

参加申込み・お問い合わせ
参加申し込みは下記まで、電子メールにてお願いします。(12/6までに)
電子メール:meisui.keikan@gmail.com
会員以外の方もご参加いただけます。

国分寺労政会館地図:
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/sosiki/roseikaikan/kokubunji.html
JR中央線国分寺駅南口徒歩5分
国分寺市南町3-22-10
電話:042-323-8515

名水の会国分寺めぐり 〔バス旅行〕上総国分寺・国府跡と上総の古墳を歩く

〔バス旅行〕上総国分寺・国府跡と上総の古墳を歩く
主催 国分寺・名水と歴史的景観を守る会

 天平13年、聖武天皇は「全国に国分寺を建立せよ」との詔を出しましたが、そのなかで「必ず好所を択んで建てよ」とあります。各地の国分寺は本当に好処にたてられたのか、それぞれの国分寺がどのような場所につくられたのか、それを検証しようということで、私たちは諸国国分寺めぐりを企画しました。その第1弾として昨年6月、「下総国分寺と古代の市川を歩く」を市川考古博物館の山路直充先生、第2弾として12月に「下野国分寺・国庁跡と古代の下野を歩く」を国学院栃木短大の酒寄雅史先生のご案内で行いました。
そしてその第3弾として今回、市原市埋蔵文化センター所長の田所真先生のご案内で全国でも規模の大きい上総国分僧寺跡、尼寺の遺構としてはもっとも保存状態の良い国分尼寺跡、パノラマ式に遺跡をみることの出来る尼寺展示館等の他、有名な王賜銘鉄剣の出土した稲荷台1号墳、卑弥呼と同じ時代、東日本最古の前方後円墳の神門5号墳、さらに木更津に移り金鈴塚古墳から出土した金の鈴5個をはじめとする大量の遺物を展示している「木更津市立郷土博物館金のすず」を見て帰ります。
滅多にない機会ですので是非ご参加ください。
                              
●予定コース
①上総国分僧寺跡→②神門5号墳→③市川市役所屋上→④上総国分尼寺跡・同展示館→ ⑤稲荷台1号墳記念公園→⑥上総国府跡推定地→⑦市原市埋蔵文化財センター→⑧木更津郷土博物館金のすず
●同行・解説 田所真先生(市原市埋蔵文化財調査センター長)
●日時 11月30日(水曜日) 
6時50分 国分寺駅南口駅前集合 7時出発
8時JR 新宿スバルビル前集合(新宿駅西口、安田生命ビル近く)
8時10分出発。どちらでも自由です。
帰りは新宿駅経由国分寺駅前で解散。(詳しい地図は参加者に別途連絡) 
●雨天決行 雨具、昼食各自持参
●会費 5000円
●定員26名(先着順) 
●申し込み方法
氏名・住所・電話番号(あれば携帯の)・集合場所希望明記のうえ
hiroo@gk9.so-net.ne.jp または meisui.keikan@gmail.com

2011年8月3日水曜日

第7回公開講座 「古墳時代の技術革新-考古学人生50年記念講演-」

3.11東日本大震災以来、名水の会は活動を休止しておりましたが、6月に総会を開催し、活動再開しました。
9月は、名水の会7回目の公開講座を開催します。
参加申し込みが必要です。
8月30日(火)までに電子メールにて、お名前、ご住所、電話番号、人数をお知らせ下さい。
●電子メール:meisui.keikan@gmail.com

古墳時代の技術革新-考古学人生50年記念講演-

講師:椚 國男氏(多摩考古学研究会世話人)
日時:2011年9月4日(日)14:00~17:00
会場:国分寺市立本多公民館ホール(裏面に地図)
会費:500円(資料代込み)
定員:60名先着順(要申し込み)
主催:国分寺・名水と歴史的景観を守る会 

◆前方後円墳の設計をめぐる椚説の概要◆
 椚さんは1960年代に6世紀頃の竪穴住居を発掘した際、四つの柱穴の正確な位置などから設計の存在を感じ、「竪穴住居の設計計画」を『考古学雑誌』に発表しました。
その翌年、民衆の住居に設計がある以上支配階級の建造物や築造物にもあるのではないかと考えて前方後円墳の設計研究に入り、多くの古墳の実測図を調べて方眼を使って設計し、3種類の設計型に大別できることなどの説に達し、それを1975年に『古墳の設計』(築地書館刊)にまとめました。
 さらに氏はその後約1700基の前方後円墳を調べて古墳時代の全国的状況を概観し、つづいて後円部側が正円でない出現期の纏向型前方後円墳の研究に入りました。そして、纏向型が日本列島のほぼ全域に分布していること、「方眼設計法」が中国漢代の「方格法」であったことに気づきました。
 方格=方眼は拡大相似形と縮小相似形を作図する媒体で地上に大きな方格をつくって測り縮小すると地図になり、小さな方格に設計図を書くと巨大な相似形物を地上につくることができることをその後の著書に書いています。そして方格法は2世紀の後半か3世紀の初めに渡来し、前方後円墳・前方後方墳・双方中円墳などの複合形古墳が出現したのもそのためであるとし、わが国古代の技術革新であったととらえています。
 前方後円墳の設計・企画論は10説以上ありますが、椚説は後円部を基にしない唯一の説であり、この技法や技術が弥生時代を古墳時代に変えた大きな原因であると主張しています。

 椚さんは考古学の世界にはいられてから今年で50年を迎えられました。今回それを記念して長年にわたる研究成果をもとに古墳時代の技術革新について語って頂きます。

■参加申し込み(必ず事前申し込みをしてください)
8月30日(火)までに電子メールにて、お名前、ご住所、電話番号、人数をお知らせ下さい。

閉会後同じ会場で希望者による懇親会を予定。懇親会費:2,000円
参加希望者はその旨明記を。
●電子メール:meisui.keikan@gmail.com

■椚國男さんプロフィール
1926年 東京都八王子市に生まれる
1939年 府立織染学校色染化学科に入学
1944年 商工省東京工業試験所に入所
1945年 五月入隊が九月に延びて、八月敗戦
1946年 春陽会展に「極楽寺境内の梅」入選
1949年 八王子市立第五中学校図工科教諭になる
1950年 明治大学文学部地歴科地理(二部)卒業 同期に大塚初重さん
1952年 都立八王子工業高校定時制社会科教諭になる
1961年 全日制勤務に移る。生徒の要望で考古学部をつくる
1976年 『古墳の設計』と文化財保護運動で第一回藤森栄一賞を受ける
1978年 勤務校の『百年史』の編集を終えて定年退職
1985年 稲城市史編集委員になる(弥生・古墳)
1990年 多摩考古学研究会世話人代表になる
2006年 「国史跡八王子城とオオタカを守る会」が第七回和島誠一団体賞を受賞

現在 多摩考古学研究会世話人、日本考古学協会会員、
ふだん記「八王子・雲の碑」グループ、「高尾山天狗裁判」原告団幹事、
国史跡八王子城とオオタカを守る会(前代表)

主な著書
『古墳の設計』(築地書館)
『古代の土木設計』(六興出版)
『戦国の終わりを告げた城―八王子城』(六興出版)
『方格法の渡来と複合形古墳の出現』(築地書館)
『土の巨人―考古学を拓いた人たち―』(たましん地域文化財団)他 

2011年1月3日月曜日

1月定例学習会~鎮護国家の大伽藍武蔵国分寺の全貌

国分寺・名水と歴史的景観を守る会2011年1月定例学習会のご案内です。

2011年新年初の定例学習会は、国分寺市教育委員会教育部ふるさと文化財課の福田信夫課長に下記の通り出前講座をお願いいたしました。
全国でも有数の規模を誇る武蔵国分寺、数十年にわたってその発掘と研究に従事し、深い見識を有する福田信夫課長が発掘エピソードとその成果を語ります。
ご興味をお持ちのご友人をお誘いのうえ、皆さま是非ご参加ください。

会員以外の方も参加できます。
お問い合わせ、参加申し込みはメールにて:
meisui.keikan@gmail.com
     

●日時:2011年1月15日(土)午後6時~8時

●会場:国分寺市本町・南町地域センター 集会室・学習室
国分寺市南町3-21-1   Tel.042-326-1700
JR中央線国分寺駅南口下車徒歩3分 駅ビル駐車場隣り

●講師:福田信夫さん(国分寺市教育委員会ふるさと文化財課課長)

●演題:鎮護国家の大伽藍武蔵国分寺の全貌
―半生をかけた発掘(参加)からわかったこと―

●参加費:無料