2010年2月28日日曜日

国分寺・名水と歴史的景観を守る会2009年度総会のご案内

三寒四温の日々、春本番も間もなくの気配です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今年度も当会ならではの定例学習会等の活動を楽しく行っていきましょう。皆さまのご理解とご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、下記の通り2009年度総会を開催いたします。万障お繰り合わせの上、多くの皆さまのご出席をお待ちいたしております。

◆国分寺・名水と歴史的景観を守る会2009年度総会
日時:2010年月14日(日)14:00~17:00
会場:国分寺労政会館 第3会議室 (3階)
 
第一部:基調講演(公開)
講師:神谷博さん(一級建築士、法政大学講師、当会会長)
演題:湧水・地下水保全に取り組む市民活動の歴史

休憩  10分

第二部:国分寺・名水と歴史的景観を守る会2009年度(2009年1月1日~12月31日)総会
開会挨拶
議題1.議長選出
議題2.2009年度活動報告(事務局)
議題3.2009年度会計報告と絵葉書事業報告(会計担当)
議題4.2010年度活動計画(案)
議題5.役員選出
議題6.その他
閉会挨拶

※当日は、同封の会計報告資料を必ずご持参ください。会計報告承認後には、当会場で年度会費納入を受け付けます。会費を他人に託すことは、間違いの元になりますのでご遠慮ください。
ご欠席の場合は振込用紙により会費納入いただくか、毎月の定例学習会での納入をお願いいたします。

2010年2月27日土曜日

2/12の定例学習会報告

藤木さんの中間報告に先立ち、畑中さんから国分寺市南町二丁目マンション工事現場の出水の件につき、35分ほど現状報告を伺いました。
国分寺市南町2丁目マンション工事現場の報告は、正確を期すため、報告者の畑中さんから直接ご報告いただきました。

◆国分寺・名水と歴史的景観を守る会2月定例学習会
 日時:2010年2月12日(金)午後6時~8時
 場所:国分寺市本町・南町地域センター 集会室・学習室
 講師:藤木千草さん(国分寺市緑の基本計画見直し等検討協議会委員、当会幹事)
 演題:国分寺市緑の基本計画見直し等検討協議会中間報告
 出席者:13名

●南町二丁目の崖地マンション工事での出水の件について、現状報告(畑中久美子)
1.マンション工事の場所
殿ヶ谷戸庭園の南、野川不動橋の北東、国分寺街道沿いの崖地。
南側の野川と、東側の殿ヶ谷戸谷(古多摩川の旧河道)に囲まれ、地下水が集まってくる場所。ここに、地下1階、地上7階建てのマンションが計画されている。

2.地層断面図
事業者が平成20年度第9回と第10回のまちづくり市民会議に提示した資料で説明。
国分寺街道の道路面と同じレベルまで、崖際を4~5m掘り下げたところで出水。
さらに、地下ピットの部分がこれから2mほど掘り下げられ、敷地の西半分は、武蔵野砂礫層が丸ごと剥ぎ取られる計画。

3.所管課の緑と水と公園課は、礫層から出た水はげすいに捨てず、礫層に戻す構造にせよとの指導はしている、と聞いている。

4.2/9事業者が出水状況と出水対策についての説明会を開催。畑中も住民から連絡を受け同席。
事業者から、崖の切断面に縦の水みちをつくり、建物の根切底の下に砕石を敷いた人工水みちのようなものを1本通して、国分寺街道側に残っている礫層の中に放す、という説明があった。(事業者が皮膚した図面等で説明)しかし事業者は同時に、これから掘り下げるところは固結シルト層だから水は出ないと言い張り、そうなると、人工水みちから水を放すところも固結シルト層ということになってしまう。

5.畑中撮影、工事現場の写真資料5点
(1)崖線の出水箇所:コンコンと湧いており、波紋がはっきり見える様子を動画でも見てもらう。
(2)山留め工事のために現場に大穴が掘られ水が湧いている。
(3)大穴の中の水。上から水が流入していなくても水が溜まる。
(4)南東角の「吸い込み井戸」 崖際からの出水の大半が流れ込んでいるが、穴から水が溢れることなく,
水位が全く変わらない。
(5)掘削面直上の崖上道路の側溝が割れ、路肩が下がっている。地盤の被害がすでに出ている。
(6)本日午前中のまちづくり市民会議、急遽、現場視察となったが、現場には入れず、国分寺街道から眺めただけ。出水の様子も、大穴の中に湧いた水も見られなかった。畑中が事前に用意した資料(定例会に用意したものと同じ資料)を配布して、現状を知ってもらう。行政は情報が古く、現状を把握していない。

●国分寺市緑の基本計画見直し等検討協議会中間報告(藤木千草)
配布資料:
①レジュメ(1.協議会の経過 2.今後に向けての意見交換)
②協議会開催予定(案)
③国分寺市緑の基本計画 現計画の施策の進捗点検、及び見直しの方向性の確認書
④(仮称)国分寺市地下水及び湧水保全条例の骨子

1.国分寺市緑の基本計画見直し等検討協議会の構成は公募委員2名、緑化・地下水等保全活動をしている団体の代表1名、エックス山等市民協議会の代表1名、公園サポート事業に参加している団体の代表1名、東京むさし農業協同組合の推薦を受けた者1名、識見を有する者3名、市の職員2名の12名から成る。

2.2009年6月8日の第1回協議会で、委員長に小倉紀雄先生、副委員長にJAの中村光利さんが選出された。

3.協議会はすでに2009年7月22日に第2回、2009年10月5日に第3回、2009年11月9日に第4回、2010年1月13日に第5回が開催された。

4.第5回協議会までに、緑比率の目標は26%とすべきこと、現緑の基本計画の施策の見直しで、次計画では不要となっている項目の検証が必要なこと、地下水・湧水保全に関わる条例は井戸も視野に入れてどうかとの意見が出たことの報告があった。

5.今後に向けての意見交換では以下のようは意見があった。
①配布資料の現計画の施策の進捗点検、及び見直しの方向性の確認書にある「次期計画での位置」欄での要不要などは、庁内委員会での検討が優先されていることは問題で、更なる検討と検証が必要。
②現緑の基本計画の見直しは、本来5年で見直すはずであったが、10年後に延びてしまったわけで、実施の担保が大事である。
③見直し確認調書を見ると細かい話と大きい話がごちゃごちゃになっている。基本計画と実施計画とは別にすべきである。
④地主優遇の見直し方向(№11、№12など)には問題がある。
⑤いくら涵養しても、上水道の為の地下水の水揚げ量が問題。
⑥第5回協議会で(仮称)国分寺市地下水及び湧水保全条例の骨子が提示されたが、湧水路も含める意味で「国分寺市地下水及び湧水等保全条例の骨子」と「等」を入れてはどうか。
⑦第四次国分寺市長期総合計画、国分寺市都市マスタープラン、国分寺市環境基本計画、国分寺市まちづくり条例等との整合性も考慮すべきである。
⑧一度小倉先生に声掛けし、市民委員との話し合いの機会を持ってはどうか。市民の意見をまとめておくことが必要。

協議会期間2年間に見直し基本計画と条例とを策定してしまおうということで、大変なスピードで進んでいるように感じます。第5回協議会で国分寺市地下水及び湧水保全条例の骨子(案)が提示された段階で、藤木さんから中間報告をしていただいたことは大変タイムリーだったと思います。協議会後半に向け、藤木さんには更なるご尽力をどうぞよろしくお願いいたします。

2010年2月25日木曜日

今年度の活動計画:諸国国分寺めぐりのプラン(松本)

かねて提案中の諸国国分寺めぐりの第一弾「下総国分寺と国府跡を歩く」の提案内容をまとめましたので今度の総会でご検討下さい。

バス旅行 下総国分寺と国府跡を歩く ー下総国分寺はどんな好所につくられたのか?
●コース
①手児名霊堂(万葉集にも歌われた美女伝説に因む)-②真間の継ぎ橋(万葉集にもうたわれる。古代の入り江のなごり)-③真間山弘法寺(多くの文人たちが訪れた古刹)-④下総国府跡(最新の発掘結果により和洋女子大、千葉商大あたり)ー⑤下総国分僧寺跡(礎石のみ残る)-⑥下総国分尼寺(公園となっている)-⑦法皇塚古墳(6世紀前半市川市最大の前方後円墳)-⑧国史跡堀之内貝塚(縄文時代後期の遺跡、有名な「堀の内式土器」という名がうまれた地)ー⑨市川市考古博物館(市内の国分寺、国府跡、古墳などの出土品を展示)    *①と② ⑧と⑨はぼぼ隣接

●ガイド・解説 山路直充氏(市川市立考古博物館学芸員、明治大学兼任講師 専門は古代寺院と瓦)
山路先生は私が古代瓦について教えていただいている方です。今回の企画が実現するのであれば同乗して一日中お付き合い下さるとのことです。内諾ずみ。

●時期
山路先生は6月の場合は毎週月曜、水曜と6日以外はOKで土日でもかまわないとのことです。平日にするか土日がいいか要検討です。

●費用
最小で21人乗りマイクロバスで一日6万円プラス有料道路代金とのことです。(ニューつくば観光=本社小金井の場合、別の会社でも可)したがって17~18人までいけば一人4000円ぐらい、13~14人ぐらいだとひとりあたり5000円ぐらいとなりますが何人あつめられるかですね。場合によっては国分寺駅と、あと途中都心での集合地も検討するとか文全協の有志もさそってみるのも一考かと。ご検討ください。

2010年2月6日土曜日

国分寺・名水と歴史的景観を守る会2月定例学習会

国分寺・名水と歴史的景観を守る会2月定例学習会のご案内です。
名水の会を代表して国分寺市緑の基本計画見直し等検討協議会の委員をつとめている藤木さんから中間報告をうかがいます。
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 日時:2010年2月12日(金)18:00~20:00
 会場:国分寺市本町・南町地域センター 集会室・学習室
 講師:藤木千草さん(国分寺市緑の基本計画見直し等検討協議会委員、
           国分寺・名水と歴史的景観を守る会幹事)
 演題:国分寺市緑の基本計画見直し等検討協議会の中間報告

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2001年(平成13年)3月に策定された「国分寺市緑の基本計画」の見直し等を検討する協議会で、検討期間は2年間です。見直しだけでなく「(仮称)国分寺市地下水及び湧水保全条例」の策定も含まれます。協議会を構成する委員は、12名で、名水の会から藤木千草さんが参加しています。すでに協議会は5回開催され、(仮称)国分寺市地下水及び湧水保全条例の骨子が提示されました。
そこで、藤木委員から協議会の中間報告をしていただくことになりました。